hddのデータ復旧ならば、クローンを作ってデジタル的に再生が可能かどうか調べる方法があります。内部に初期化からクリーンインストールした際の基幹データがある場合には、マザーボードに組み込んだまま外付けのhddを用意して可能ならばコピーしておきましょう。物理的に壊れてしまったり、オリジナルが安定しない時には外付けのコピー情報を使用した方が安定することが少なくありません。
復旧には元になるhddの状態によって作業は異なりますが、ユーザーが出来る範囲としては元データが認識されている状態でコピーが出来ないと途中で作業は止まってしまう可能性が少なくはありません。OSで正常なディスクと認識されるケースでは、前述したようにデータを移す作業を行いコピーと移行を行えば済みます。破損している部分や、ライセンス認証に関連する部分は、正常にコピーが出来ないこともあるために別途リカバリーディスクを用意しておいた方が無難になるのです。
OS機能でも移行は出来ますし思い切ってクリーンインストールをすることも解決になりますが、専用のアプリを使って新しいhddにデータをすべて移す方法もあります。復元ソフト機能もあるために、破損したファイルも復活させてくれますが、中途半端な復元では後々にトラブルの原因になることも少なくはありません。だから必要最小限の構成で、復旧した方が安定するのです。
正常なパソコンを用意して外付けと故障したhddを繋いでおき、ソフトでインストールを始めます。大容量のhddの場合には完全にデータを移行する場合には、数時間から10時間程度の時間がかかるために余裕を持って取り組むことが重要になります。
ソフトに壊れたhddをスキャンさせて復元可能なデータをダイアログに出して、必要な物を選択して復元と移行のボタンを押せばソフトが自動で作業をしてくれます。USB変換アダプタと正常なパソコンと、新しいhddと移行ソフトを用意してマニュアルを事前に読み込めば作業はスムーズに行えるのです。