HDDデータの復旧の流れ

HDDデータ復旧のサービスを利用する場合に、
どれくらいの費用や時間がかかるか気になるところでしょう。

全体の流れを説明しましょう。
いざという時のために頭の片隅に入れておいてください。

まず、HDDデータの復旧には現状保存が基本です。
データが消失したと思ったら、できるだけアクセスしないようにすることが重要です。

もちろん、トラブルに気づかずにしばらく使い続けるケースもあるでしょう。
その場合には復旧の可能性が下がっていくことは避けられません。

さて、HDDデータ復旧サービスを利用する場合の流れですが、
まずは申し込みをインターネットやメールで行います。

その際にパソコンやサーバー、HDDの型式などを記入します。

また、必要なファイル名やフォルダ名をわかる範囲で記入しておくといいでしょう。
現品を業者に送付します。

HDDが取り外せるタイプのパソコンであれば、HDDだけを送付することもできますが、
あまり詳しくない人はパソコンごと送った方が安全でしょう。
調査は業者の都合がありますから、すぐに着手できるとは限りません。

ただ、着手してから半日程度で状況の連絡が入ります。
その連絡では復旧可能なフォルダやファイル名のリストが送られてきます。
すべてを復旧してもらうこともできますが、
ファイルを限定することで料金を抑えることができる業者もありますから、
予算との兼ね合いで選択すればいいでしょう。
それが決まれば、後は業者が復旧作業を実施します。
復元できたファイルは別の媒体で返却されます。

パソコンはそのまま使うこともできますが、可能であれば買い替えやHDDの交換がおすすめです。
業者によってはこの流れではなく、いきなり復旧作業を行い、その分だけ費用を請求されるケースもあります。

また、最終的に復旧ができなかったとしても調査費として請求されるケースもありますから、
依頼する前にちゃんと確認しておくことが大切です。
重要なファイルが紛失して、必要な時間が限られているとしても数日はかかると考えておかなければなりません。

HDDデータ復旧サービスの利用価値は高いですが、それよりも日ごろからのバックアップが一番確実です。
そのためには不要なデータと必要なデータの整理を進めましょう。